折れたスポーク(+スプロケット外し)を自分で交換してみよう。ジャイアントESCAPERX4スポーク長さ

ジャイアント スポーク 交換

前回、ぽっきり折れた上に、チェーンにスポークが刺さり、タイヤがロックされるという事態に見舞われた自分。

今回はあさひさんで40円で売ってもらったスポークとニップルを使って、スポーク張りから振れ取りを

してみようと思います。

ホイールのスポーク交換に使用した工具

今回使用した工具はこちら。

スプロケ外し

スプロケット外し

 

ニップル回し

ニップル回し

後は、タイヤレバーに空気入れ。ピンセット(ないしは磁性ドライバ)です。

スプロケ外しはスプロケ側のスポークが折れた時だけ必要です。

ジャイアント スポーク 交換

 

今回こちら側が折れてしまいました。

 

ジャイアント スポーク 交換

ハブの右肩部分のスポークがありません。

 

まずはクイックレリーズを外して、後輪を取り外します。

ジャイアント スポーク 交換

 

スプロケ側のスポークでなければ、外さずに実施することも可能です。

後輪を取り外した後は、スプロケットを外していきます。

 

スプロケット外し

 

スプロケットを外すには、専用の工具が必要です。

スプロケットはもともと回転するものなので、回らないようにチェーンがついた先ほどの道具で、回ることを押さえながら、真ん中のロックリングをこちらも専用道具で外していきます。

 

スプロケット 外し方

 

動かない方向で逆ハの字で固定して、ぐっと力を込めます。

ぐぐぐっと緩んだら成功です。そこまで力入りませんでした。

後はロックリングと先頭の1枚を外してスコンとホイールからスプロケット本体を抜きます。

 

ジャイアント スポーク 交換

スプロケット初外し^^;

 

これで、取れたスポークの穴にアクセスできるようになりました。

スポークの穴に頭のついていない方から通して、目標の位置に持ってきます。

 

ジャイアント スポーク 交換

 

少し届いていないですが、ニップルでちょうどよい長さになります。

 

ジャイアント スポーク 交換

 

スポークの長さは280mmです。(ジャイアント 純正ホイール SR-2)

続いてタイヤの空気を抜き、タイヤのゴム側から、スポークにアクセスします。

細い穴を通してニップルをスポークに接続するため、細いピンセットか磁性ドライバでニップルをくっつけながら取り付けないと、かなり難しいです。

 

ジャイアント スポーク 交換

落っこちたニップルが穴の中に見えます。

 

無事通したら、マイナスドライバで軽く絞めこんでいきます。

ひっくり返したクロスバイクにホイールを戻して、くるくると回転させてみると、目視ですがどれぐらいホイールが歪んでいるかわかります。

スポーク張りとしてはこれで終わりですが、ここからの調整が大変です。

 

ホイールの振れ補正。。。というか歪み直し

 

前回、あさひの店員さんががんばって振れをなるべく直そうとしてくれましたが、スポーク2本外したことで、1cmぐらい振れていました。

ブレーキワイヤーを開放しても当たるか当たらないかぐらい。

そしてよく見てみると、派手な横振れ以外にも縦にも歪んでいる様子。

まぁ、とりあえずチャレンジしてみます。

使用する道具はニップル回し。

これをスポークの根元に取り付けられているニップルを回して締めたり緩めたりします。

スポークは中心のハブの左右から出ていますので、右側をきつく締めればホイールが右側により、逆もまた同様に左側を締めれば左側に寄ります。

ニップルはスポークを基準にホイール側からハブ側を見て右に回すと締まり、左に回すと緩むようになっています。

また、ニップルを締めると引っ張られるためホイールの縦振れを押さえますが、やりすぎると、そこが凹んでしまい、再び縦振れの原因になってしまいます。

ニップルは非常になめやすいため専用の工具を使用しましょう。

なめてしまうと、外すことがかなり困難になります。

安いですので持っておいても、なんとなく調整にも使えますし。

ただ、1cm近くも振れているのは取れないかもしれません。

あさひの店員さんも、

ここまで振れると、振れが直ったとしても、スポークにかなりのテンションがかかるため、またスポークが切れてしまうかもしれません。

とのことでした。

確かに、今回のも一本外れただけで6mm程度も一気にずれたところを見ると、その一本に相当なテンションがかかっていたことがうかがえます。

 

さぁ、実際にスポークを張っていきます。

我が家には振れ取り台のようなものは無いので、クロスバイクをさかさまにして、ブレーキシューとの間が小さくなるように調整していきます。

 

1mm、2mm程度までは調整できそうです。

スポークのテンションを見ながら張っていきます。

テンションは見た目ではわかりませんので、正常なスポークを二本まとめて軽く握ったときのスポークの歪み具合が同じぐらいになるようにしていきます。

 

まぁ、ただ、とんでもねぇな。

 

折れたスポークの個所のテンションをかけていきますが、どこまで行ってもホイールのゆがみが取れません。

いや、最終的には取れたのですが、折れたスポークと、その周辺のスポークのテンションが、かっちかちです。

これがあさひの店員さんの言っていたことか・・・と実感します。

思えば、今回折れたスポークの後輪は最初から1~2mm程度の振れが出ていました。

まぁこういうものかと思っていましたが、購入時に調整された方も、苦労したのかもしれません。(スポーツオーソリティ)

代わりのホイールの選択肢は?

 

ジャイアント純正のホイールはそこそこコスパは高いはずですが、やはり入門用として通称「鉄下駄」と言われるホイールが候補かなと思います。

一般に鉄下駄と揶揄されるこのホイールですが、私のように純正を使用している人からすれば、十分な性能を持っているものと思います。

代えてみたい欲求もありますが、せっかく直したからしばらく使ってみようかなとも思います。

代えたら感動するぐらい軽くなるのかな?

振れ取りを自分で行ってみて。

 

ホイールの振れ取りは結構面白いです。

締めれば、こっちに寄る。緩めればこっちがずれる。など非常に分かりやすいんですよね。

詰めれば詰めるほど、良くなっていくような気がします。

ある程度までの調整であれば正確な振れ取り台が無いと難しいこともありませんし、振れ取りは経験が必要だ!

というのも、妥協を許せば楽しく調整できる範囲かなと思います。

何か良くわからんけど、どっちに回したらどうなるかわからないギアの調整よりはかなり楽しかったです。

やり始めると、終わりどころが難しいと言われるのも分かる気がします。

スポークは外観に異常が無くても運転していると緩んだり締まったりすることもあります。

時々、確認してみて調整するのも、乗り心地に直結する部分ですので愛着が湧くかもしれないなと思いました。

それでは!

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