こんにちは、はっちです。クロスバイクに乗り始めてもう5年になりそうです。
もうかれこれ走行距離は2万キロに達しようかというところ。
なんだかブレーキの戻りも悪くなってきたな、というところで色々調べていたところ、
ブレーキワイヤーが原因ではないかと思い交換してみたところ、驚くほどスムーズになりました。
今回はブレーキワイヤーの交換をDIYしてみたいと思います。
ブレーキワイヤー交換前
交換前のブレーキ周辺はこんな感じです。
ブーツはもう取れてしまい、ブレーキもかかりはするのですが、戻ってくるのが遅く、ぬもっとした感じで戻ってきます。
さすがに限界がきているようです。
用意したブレーキワイヤーと工具
今回用意したブレーキワイヤーと工具はこちら。
シマノのスタンダードケーブルセット(インナー、アウターワイヤー)、ワイヤーキャップと、プレミアムグリス、ワイヤーカッターとドライバーです。
ワイヤーカッター?ペンチでいいでしょ?
と思っていたワイヤーカッターですが、実際にあって良かったです。
ワイヤーカッターでないと切ったワイヤーがほつれてしまい、スムーズに細いアウターワイヤー内を通らなかったと思います。
インナーワイヤー、アウターワイヤーともに十分な長さがありました。
グリスはケーブル専用のグリスがあるみたいですが、そのあたりは、プレミアムグリスで、ま、いっかというところ。
あまりに良くなければやり直しも考えましたが、大丈夫そうです。
本来ならプレミアムグリスじゃなくてこちらのグリス
ブレーキワイヤー取り外し手順
まずは各所の写真を撮っておきます。
基本的にワイヤー以外のものは再利用ですので、しっかり分からなくならないようにしておく必要があります。
リアのVブレーキから取り外し。(前からの方がいいです。前の方が簡単。なぜかリアから始めてしまいました。)
外したら次はハンドル側です。
ハンドルのブレーキを引くと、中からワイヤーを止めているタイコが出てきます。
溝に合わせてワイヤーを取り出し、タイコを外します。
続いて、Vブレーキ側のワイヤーを止めているねじを六角レンチで緩めて外せるようにしておきます。
末端にあるかしめ金具の手前でワイヤーカッターでカット。
カットしたら、一部硬いところもあるかもしれませんが、ぐっと引っ張れば各所抜けてきます。
注意!ワイヤーがフレーム内を通っている場合!
さくさく抜いていったのですが、後で気が付きました。
フレーム内ってワイヤーの通り道があるものだと思っていたのですが、なにもありません。
入口と出口があるだけでした。(汗)
当然入口から入れても出口からは出てくる気配はありません。
どうやら、ワイヤーを抜く前に、ライナーケーブルとかを入れてその中を通さないといけないみたいですね。
ですが、既にワイヤーを抜いてしまった後。
がんばってワイヤーを操りながら、狭い出口にピンセットを突っ込んでようやく引っ張り出せました。
ここでの所要時間30分ほどかかってしまいました。こんなの知らないって・・・
ちなみにシフトケーブルを新調した際にはライナーケーブルを使用して通しました^^
やり方は一緒ですので参考にしてください。
ライナーケーブルはシフトワイヤー用ですが、中にブレーキワイヤーを通すことができましたので、併用可能です。
アウターワイヤーの新調
気を取り直して、ワイヤーを外す前に戻ってきました^^;
古いワイヤーを外すのと同時に古いアウターワイヤーも外すことになりますが、新しいアウターワイヤーは古いアウターワイヤーと同サイズに切っておくと失敗がありません。
こちらもワイヤーカッターでカットしますが、先端がつぶれてしまうことが多いです。
細い金属やすりのようなものでこじ開けましたが、細ければなんでも良さそうです。
頭のキャップのようなものを取り付けて新しいワイヤー内に通していくことになります。
新しいブレーキワイヤーの取り付け
ブレーキワイヤーを外したら、新しいブレーキワイヤーを取り付けていきます。
新しいワイヤーの頭のタイコの部分は元のブレーキに同じように取り付けます。
元々アウターワイヤー、その他金具がワイヤーと接するような場所にはグリスを薄く塗っておきました。
続いて新しいワイヤーのお尻をワイヤーカッターでカット。
カットした側から先ほど用意したアウターワイヤーを入れていきます。
ここでアウターワイヤーを短くしすぎると、ハンドルの曲がりに対して足らなくなったり、また長すぎると、他の場所に干渉する可能性もあります。もともとついていたものと同じ長さにすることをおすすめします。
付属のキャップのようなものをアウターワイヤーに取り付けて新しいワイヤー内に通していきます。
苦労してフレーム内を通し(汗)
後ろにもアウターワイヤーを取り付けます。
こちらも既存のものと同様な長さにカットしてキャップをかぶせて取り付けます。
ブレーキに入る手前部分には、しっかりカーブするようなパイプのようなものが取り付けられていましたので、その中を通します。
恐らくここが一番ワイヤー抵抗が大きくなりそうなので、きっちりグリスを塗っておきます。
後はキャップをかぶせて、ワイヤーに取り付けます。
ブレーキワイヤーの伸びの調整
後は、ブレーキの調整をします。
片手でVブレーキを握り、ブレーキシューが1mmぐらいタイヤから離れるぐらいの場所で、ワイヤーを固定します。
その後、ブレーキハンドルで数回強く握りワイヤーの初期伸びを出してから、再度ブレーキワイヤーの調整を行います。
ブレーキハンドル側のねじ部分でも調整はできますが、ここでの調整幅は後にブレーキシューが減ってきてから調整するなどに使用した方が良いかと思います。
今回はブレーキシューも交換しました。
ブレーキの偏りなどは、サイドの小さなねじで調整。
締めるとばねが強くなり、開きやすくなるため、両側がちゃんと効くように調整します。
最後に調整が終わったらい、長すぎるワイヤーをカット。
付属しているエンド金具を取り付けて、ペンチ(今回はワイヤーカッタの根本部分)でかしめて完了です。
フロント側のブレーキワイヤーの交換
フロントのVブレーキは、距離も短く、フレーム内を通すこともありませんので、リアより簡単に実施できます。
手順は同じですが、パイプのようなもの、ワイヤーの経路など取り付けられていた状態と同じように設置することが上手く実施するポイントです。
ぼろぼろだった見た目がかなりきれいになりました。
ブレーキワイヤーを変えてどうなった。
ブレーキの戻りが悪いため、緩めているのにブレーキがかかってしまったりしていましたが、
ブレーキワイヤーを変えて、スコンスコンとブレーキが戻るようになりました。
とても快適です。やっぱりのそっとしたブレーキではロスも出ていたものと思います。
もっと早く交換しないといけなかったなと思います。
ですがかなり劇的に改善しました。お店にお願いすると材料費込みで5000円ぐらいかかるようです。クロスバイク乗られている方ならぜひチャレンジしてみてください^^
トラブルにも強くなれますよ。では^^
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